侘蔵の名古屋お茶会放浪記

名古屋で開催される市民茶会を紹介しています。

2019年10月20日 揚輝荘 三賞亭 の 加藤宗典 社中 のお茶会に参加してまいりました

今回は、覚王山日泰寺の東にある揚輝荘北園内、三賞亭でのお茶会に参加してまいりました。

席主である加藤宗典先生は、NHK文化センターで「英語で茶の湯」のクラスを持たれている裏千家の女性の先生です。

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いつもの三賞亭さんの受付で当日参加申込をするのですが、受付横にたわわに実った柿が飾られていました。

日本の南海上に台風が発生するようなまだ暑い気候でしたが、柿の朱色が秋の訪れを強く印象付けてくれました。

三賞亭の待合に入ると、そこには2か所に分けて茶花がいけてあり、歌を詠んだ色紙も飾ってあります。

 

入室、着席すると加藤先生より「本日のお点前はグエンさんが行います」と紹介されました。現れたのは白地の着物を着こなした白人女性。先生から英国人と紹介があり、もう一人米国の白人女性も着物を着てお運びをされておられました。

お茶会は順調に進み、最後に席主からお話を頂戴したのですが、私は大変感銘を受けました。

 

外国の方に茶道を説明する際、「お茶会では、何度も頭を下げる「お辞儀」がありますが、そのお辞儀にはそれぞれ意味がある」ということから話しています。

そして、「Thanks for the tea pot, Thanks for the chacoal, Thanks for everything.」という心を込めることが最も大切なことだと紹介されているとのことでした。

 

私は、市民茶会や月釜に参加させて頂いておりますが、同じ流派の先生であっても茶道との向き合い方が異なっているのだということが段々とわかってまいりました。

まさにこれこそお茶会放浪の醍醐味。

今日もたくさん勉強させて頂きました。皆様、ありがとうございました。