侘蔵の名古屋お茶会放浪記

名古屋で開催される市民茶会を紹介しています。

2019年10月6日 国府宮 月釜に参加してきました

今回は、愛知県稲沢市にある国府宮神社さんでの月釜に参加してまいりました。

濃茶と薄茶、立礼の三席もある豪華なお茶会でした。

こちらのお茶会は相変わらず美しい和服の女性でにぎわっていました。

本席は庄司先生によるお濃茶。先生の深い教養から溢れ出た機知に富んだとても楽しく勉強になるお席でした。

五穀豊穣をお席の皆様とともにお喜び申し上げました。ありがとうございました。

お軸は、沢庵和尚直筆の「雲在嶺頭閑不徹」上の句だけですが、本当は下の句が続いているとのこと。下の句は「水流澗下太忙生」。

高い山の頂きにポッカリとひとひらの雲が浮かんでいる。渓谷に眼をやるとさらさらと忙しそうに急流が音を立てて流れている。なんという緩と急の取り合わせであろう。人間もこのように多忙と有閑が調和した生活をすべきであろう。という教えだそうです。

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二階広間では立礼式のお茶会が催されていました。こちらも素敵な道具立てでしたが、お点前が舞台での演舞のような素敵な趣向で楽しませて頂きました。

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そして三笑亭では協賛席として松尾流松陰会第一支部の皆様によるお茶席でした。

お軸は「寿山青不老」じゅざんあおくしておいず。

いつもながら三笑亭は落ち着きます。こんなところで美味しいお茶とお菓子が頂けるなんて人生に訪れる数少ない幸福の一瞬です。ありがとうございました。

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お席でご一緒させて頂きました皆様、たくさん勉強させて頂きました。ありがとうございました。