侘蔵の名古屋お茶会放浪記

名古屋で開催される市民茶会を紹介しています。

茶道 の 無料 必読本 のご紹介

今回は、茶道に関する必読の書を2冊ご紹介します。

岡倉天心先生の「茶の本

柳宗悦先生の「手仕事の日本」

 

紹介する本は、すべて無料で利用できますのでご安心ください。(アフェリエイトも設定していません。為念)

無料での利用方法は、PC、スマホで「amazon Kindle」というアプリをインストール(最初から入っている場合が多いです)して、無料利用を開始、Kindle ストアから書籍無料でダウンロードすれば読むことができます。(有料コンテンツもありますのでご注意を)かの有名な青空文庫の書籍もほとんど読めますが、書籍データの管理や読みやすさから、amazon Kindleをお勧めします。私はさらに読書メーターで読了管理をしています。(先日、読了コメントへのいいね!がもらえて嬉しかったです)

 

続きを読む

2019年10月20日 揚輝荘 三賞亭 の 加藤宗典 社中 のお茶会に参加してまいりました

今回は、覚王山日泰寺の東にある揚輝荘北園内、三賞亭でのお茶会に参加してまいりました。

席主である加藤宗典先生は、NHK文化センターで「英語で茶の湯」のクラスを持たれている裏千家の女性の先生です。

www.nhk-cul.co.jp

いつもの三賞亭さんの受付で当日参加申込をするのですが、受付横にたわわに実った柿が飾られていました。

日本の南海上に台風が発生するようなまだ暑い気候でしたが、柿の朱色が秋の訪れを強く印象付けてくれました。

三賞亭の待合に入ると、そこには2か所に分けて茶花がいけてあり、歌を詠んだ色紙も飾ってあります。

 

入室、着席すると加藤先生より「本日のお点前はグエンさんが行います」と紹介されました。現れたのは白地の着物を着こなした白人女性。先生から英国人と紹介があり、もう一人米国の白人女性も着物を着てお運びをされておられました。

お茶会は順調に進み、最後に席主からお話を頂戴したのですが、私は大変感銘を受けました。

 

外国の方に茶道を説明する際、「お茶会では、何度も頭を下げる「お辞儀」がありますが、そのお辞儀にはそれぞれ意味がある」ということから話しています。

そして、「Thanks for the tea pot, Thanks for the chacoal, Thanks for everything.」という心を込めることが最も大切なことだと紹介されているとのことでした。

 

私は、市民茶会や月釜に参加させて頂いておりますが、同じ流派の先生であっても茶道との向き合い方が異なっているのだということが段々とわかってまいりました。

まさにこれこそお茶会放浪の醍醐味。

今日もたくさん勉強させて頂きました。皆様、ありがとうございました。

 

2019年10月6日 国府宮 月釜に参加してきました

今回は、愛知県稲沢市にある国府宮神社さんでの月釜に参加してまいりました。

濃茶と薄茶、立礼の三席もある豪華なお茶会でした。

こちらのお茶会は相変わらず美しい和服の女性でにぎわっていました。

本席は庄司先生によるお濃茶。先生の深い教養から溢れ出た機知に富んだとても楽しく勉強になるお席でした。

五穀豊穣をお席の皆様とともにお喜び申し上げました。ありがとうございました。

お軸は、沢庵和尚直筆の「雲在嶺頭閑不徹」上の句だけですが、本当は下の句が続いているとのこと。下の句は「水流澗下太忙生」。

高い山の頂きにポッカリとひとひらの雲が浮かんでいる。渓谷に眼をやるとさらさらと忙しそうに急流が音を立てて流れている。なんという緩と急の取り合わせであろう。人間もこのように多忙と有閑が調和した生活をすべきであろう。という教えだそうです。

f:id:wabizoh:20191007112236j:plain

 

二階広間では立礼式のお茶会が催されていました。こちらも素敵な道具立てでしたが、お点前が舞台での演舞のような素敵な趣向で楽しませて頂きました。

f:id:wabizoh:20191007112252j:plain

 

そして三笑亭では協賛席として松尾流松陰会第一支部の皆様によるお茶席でした。

お軸は「寿山青不老」じゅざんあおくしておいず。

いつもながら三笑亭は落ち着きます。こんなところで美味しいお茶とお菓子が頂けるなんて人生に訪れる数少ない幸福の一瞬です。ありがとうございました。

f:id:wabizoh:20191007113604j:plain

お席でご一緒させて頂きました皆様、たくさん勉強させて頂きました。ありがとうございました。