2019年4月14日 揚輝荘 三賞亭 市民茶会に参加してきました
今回は、名古屋市千種区にある日泰寺横の揚輝荘北園の三賞亭さんの市民茶会に参加してきました。
裏千家の荒木宗鈴先生が席主を勤められる「春を楽しむ会」です。
茶道暦2年の中学校3年生のお嬢さんが制服でお手前を披露してくださいました。
お手前の途中で、荒木先生から次の手順の指示を受けながら丁寧に手働きを進めておられました。
お席の途中からの参加も可能とのことで、次から次へとお客様が入られます。
小学校低学年の女の子が二人入ってきたときには、先生が子どもたちに金平糖を振舞っておられました。
気軽なお茶会のようでいて、とても深く感動的なお茶会でした。
お道具立ては、二種類の野点箱を中心にお気に入りのお茶碗で振舞って頂けました。
荒木先生が若かった頃、社中の皆さんと一緒に野点箱を持ってお花見をしながら本物の野点をしました、ととても懐かしそうにお話をされていました。
荒木先生が、目の前のこの野点箱を使って、乙女の姿でお茶を淹れられていた・・・。
悠久の時を越えた名品や作家物も価値があるのは分かりますが、自分のお気に入りのものとともに人生を過ごしてゆくということに計り知れない価値があると思えてなりません。
今日のこの出会いに感謝し、私も丁寧に生きてゆきたいものだと感じた素晴らしい一日でした。
皆様、ありがとうございました。